我が家の間取りは2階にお風呂と洗面脱衣室を配置した、いわゆる「2階水回りの間取り」です。
初期の提案では水回りは1階にあったのですが、我が家がどういった考えで2階水回りの間取りにしたのかメリットやよくある疑問点を合わせて紹介しようかと思います。
この記事でわかること
・2階水回りのメリット
・2階水回りのデメリット、よくある質問・疑問
他にも家づくりの記録をブログにつづっているので、トップページなどからご覧いただければ嬉しいです。
では是非最後までご一読ください(^^)
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我が家が2階水回りにした理由
メリットやデメリットを紹介する前に、どうして2階水回りを選んだのか?
僕たち夫婦の理由を紹介します。
後述するメリットと重複する内容もありますが、ぜひ実例としてご覧ください(^^)
決定に至るまでにデメリット・疑問も解消できるように考えてきましたので、そちらについても記事後半で解説します。
最大の理由は、家族の団欒スペースを優先
- 1階のスペースを確保し、家族が集まりやすくしたかった
- かつ、家事を効率化し、時間を確保したかった
我が家が2階に水回りを設置することを決めた最大の理由は、家族が集まるリビングやダイニングなどの団欒スペースを広く取るためでした。
ノイエと契約した時点では水回りは1階にあったのです。
しかし1階に水回りを設置すると、お風呂で1坪、洗面も最低1坪(できれば1.5坪)と考えていたので、それだけで2坪(=4畳)と占有率が高く、リビングスペースが狭くなってしまっていました。

広い平屋なら気にならないかもしれないですが、総2階の我が家では1階が狭くなることは生活スタイルに大きく影響します。
また、寝室やファミクロ・WICなどの収納を合わせて2階に配置することで、洗濯動線がよくなります。

「1階で洗濯→2階で干す→1階・2階それぞれに片づけ」って壊滅的に重労働。。。
しかもそれが夕方や帰宅後の忙しい時間だったら、メンタル的にもキツイものがありますよね。
この家事動線の改善・効率化でなるべく時間を短縮できるとも思っています。
間取り図の紹介


間取り的には上図のようになっています。
2階水回り(風呂・洗面)にWICと寝室をつながるようにし、家事動線を簡単にしました。
かつ我々は子供3人いて2人は女の子なので、洗面室を3畳と広くとりました。(絶対混雑するので)

洗濯動線は「洗濯機→乾太くん→WIC」という流れです。
乾太くんにかけられないセーターなどのために、室内干し用のアイアンバーも設置してます。
水回りを2階にすることで1階を広くできたため、LDKを確保しつつ、理想だった通り土間、小上がり畳スペースを作ることができました。(土間収納・トイレ・洗面もつけることができてます)

僕たちにとってはメリットが大きい選択でしたが、強いていうと今後仕切る予定の子供部屋を狭くしました。
その辺の考え方は以下記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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2階水回りのメリットとデメリット・よくある疑問
さて、ここから2階水回りのメリットとデメリットを解説します。
デメリットに対しては、我々の所感や対策も合わせて紹介するので、同じように検討されている方の参考になればうれしいです!
2階水回りのメリットってなに?
2階水回りのメリット
- 1階の床面積がより広くなる
- 寝室や個室との距離が短くなり家事動線がよくなる
- ベランダがある場合は洗濯動線がよくなる
- プライバシーが守られる、窓を開けることができる
メリット①:1階の床面積がより広くなる
通常1階に配置するお風呂・洗面所を2階に移動することで、当たり前ですが1階が広くなります。
具体的に言うと、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)や和室などの「日中の団らんスペース」やトイレ・収納といった「どうせなら広ければうれしいスペース」を拡張することができます。

2階が狭くなるというデメリットとセットで考えなければいけないですけどね
メリット②:寝室や個室との距離が短くなり家事動線がよくなる
2階建ての場合、多くの人が2階に寝室や子供部屋、ファミリークローゼットを配置し、各部屋に衣服を収納しているのではないでしょうか?
2階水回りの場合は洗濯したものをそのまま各部屋に片づけることができ、家事負担が大きく軽減できることができます。
1階にファミクロをおけばいいじゃん!
といった意見もありますが、その案では1階の「団らんスペース」が狭くなってしまうので、1階の居室空間を広くしつつ、洗濯動線をスムーズにできるのは大きなメリットではないでしょうか?
メリット③:ベランダがある場合は洗濯動線がよくなる
こちらも洗濯動線に関するメリットですが、2階にベランダ・バルコニーを作っている場合は「洗濯→干す→片づけ」の動線が更によくなります。

「1階で洗濯→2階で干す→1階・2階それぞれに片づけ」って壊滅的に重労働。。。
しかもそれが夕方や帰宅後の忙しい時間だったら、メンタル的にもキツイものがありますよね。
メリット④:プライバシーが守られる、窓を開けることができる
2階に水回りがあれば、来客を気にせずにお風呂や洗面所を使うことができます。
また、お風呂に窓を設けていたとしたら、1階ではなかなか入浴中に開けられないですが、2階であれば外を気にせずに窓を開けることもできます。

大人はいまや来客が来てようが気にしないかもしれないですが、思春期の子供とかは気にするかもしれません。
2階水回りのデメリットってなに?よくある疑問・質問。
2階水回りのデメリット・疑問点
- 2階の面積がとられる?
- 2階水回りにしたらオプション費用が追加する?
- 水圧の問題が生じる可能性がある?
- 水漏れリスクがある?
- 入浴時、排水時の音が気になる?
- 老後が大変なのでは?
- 風水・家相的にどうなの?
①:2階の面積がとられる?
1階の面積が広くできる一方で、2階の面積が狭くなります。
お風呂と洗面それぞれ1坪ずつ確保したとすると「2坪=4畳分」のスペースがなくなるので、寝室や子供部屋を広くしたいと考えている方には向かないかもしれません。

「子供部屋って狭くて大丈夫かな?」という方は参考に以下記事をご覧ください。
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②:2階水回りにしたらオプション費用が追加するの?
2階水回りにする場合は、配管費用・設置費用分コスト加算されることも念頭に置いておいてください。
オプション費用が必要になる理由は、2階に水道や排水の配管を引く必要があるため、建築設備費用が高くなるからです。

僕たちの場合は数万プラスになりましたが、メーカー・業者によって値段が異なるので、2階水回りにする場合は営業・設計担当に確認しましょう。
③:水圧の問題が生じる可能性がある?
よく2階水回りについて水圧問題が語られることが多いですが、最新機器であれば問題ないレベルとされています。
実際の水圧について公開されている情報は見つけられていないですが、2階にお風呂を設置している実例は数多くあるので、きちんと設計されていれば問題ないと思います。(今後住みだしたら記事にもしたいと思います。)
④:水漏れリスクがある?
もちろん1階だろうが、2階だろうが、水漏れのリスクはあります。
しかし、昔ながらのタイル施工のお風呂は水漏れのリスクが高かったようですが、現在主流のユニットバスであれば水漏れのリスクはほとんどないと言います。
また、万が一水漏れが発生したとしたとき、1階水回りであれば気づくことはありませんが、2階であれば天井点検口を確認することですぐに水漏れを発見できるというメリットがあります。

こういった理由から、僕たちも水漏れがデメリットと思うことはなかったです。
⑤:入浴時、排水時の音が気になる
「2階でお風呂に入っている音とか聞こえちゃうんじゃないの?」
そういったことも気になる点でした。
特に洗面所やトイレなどで使用される水音は低い音で響いてしまうので、下の階に聞こえることがあると思います。

完全に防音することは難しいので、いくつか考慮した点を紹介します。
気にした点
- 水回り(お風呂・洗面)の下を居住空間にしない
- PS(パイプスペース)は人がいない場所を通す
ご覧の通り、2階の水回りの下は土間収納や玄関にしており、リビングなどの団らんスペースは外しています。
また、2階への配管のためのパイプスペースについても土間収納の端っこを通すようにしてもらい、暮らす上で気にならないように工夫しました。

こういった場所であれば、通常暮らしていく上で音が気になることはなくなる想定です。
2階への配管を通すPS(パイプスペース)は忘れるポイントなので注意して確認してみてください。

⑥:老後が大変なのでは?
これ、一番真っ先に思いつくデメリットかと思います。「老後は2階が大変だから平屋がいい」とまで言われている時代ですもの。
けど、
「足腰が悪くなるかどうかもわからない老後10年のために家たててるんですか?」
「そもそも2階建てにする時点で重要視する必要なし」
というのが僕らの考えです。
ちょっと暴論すぎましたが、身近な両親・親戚など、65歳過ぎていてもみんな元気に2階に上ってますし、90歳でも3階建てのマンションに上っています。
加えて、2階に上がれなくなるほどに足腰が悪くなっている場合はヘルパーさんが必要なレベルだと思いますので、自宅のお風呂の位置をどうこういっている段階ではないです。

他にも、階段自動昇降機やホームエレベーターなど、選択肢は他にもあるので、「今」の間取りに対する制限にしてはいけないと個人的に思います。
⑦:風水・家相的にどうなの?
筆者は全く気にしていないのですが、ちょうど家相を調べていた時に合わせて調査したので紹介します。
結論としては、「諸説あるため不明」になります。
一部では、2階、つまり頭上に水があること自体が凶相という方もいれば、2階については家相は言及していない、という人もいます。
僕としても、「家相」は太陽の動き、つまり日射による湿度コントロールを踏まえた根拠ある「暮らしの知恵」が体系的にまとめられたものと理解していますので、方角の注意はあれども、1階か2階かで変わるものではないと思ってます。

「家相」について気にするかどうかも記事にしているのでご興味あればご覧ください。
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まとめ:2階水回りを後悔しないために考慮すべきポイント
我が家は家族の団欒スペースを優先したくて、1階のスペースを確保する意味でも2階水回りの間取りにしました。
しかしここまで紹介したように、メリットがありつつも多くの疑問点があると思いますので、家族のライフスタイルや将来的な計画などに応じて、最適な配置を検討しましょう!

僕たちの検討経緯が参考になれば幸いです。
最後にこの記事で紹介したメリットや疑問点の一覧を再掲しておきます。
2階水回りのメリット
- 1階の床面積がより広くなる
- 寝室や個室との距離が短くなり家事動線がよくなる
- ベランダがある場合は洗濯動線がよくなる
- プライバシーが守られる、窓を開けることができる
2階水回りのデメリット・疑問点
- 2階の面積がとられる?
- 2階水回りにしたらオプション費用が追加する?
- 水圧の問題が生じる可能性がある?
- 水漏れリスクがある?
- 入浴時、排水時の音が気になる?
- 老後が大変なのでは?
- 風水・家相的にどうなの?