こんにちは、「うえのいえ」です!現在積水ハウスのセカンドブランドである「積水ハウス ノイエ」で注文住宅を検討しています。
みなさんハウスメーカーを検討する際に、建築後の保証内容・アフターサービスって気にしたことないでしょうか?
気にするけど「大事そうだけと仕組みがよくわからない」「後のことは後で考えよう」と考えて思考放棄していませんか?
しかし、この保証・アフターメンテナンス・サポートといわれる部分は今後のメンテナンス費用準備・計画に関して重要な要素になります。
この記事では、主に「積水ハウス ノイエの保証・アフタサポート内容」を「積水ハウス」と「同価格帯の他メーカー」との違いを交えながら紹介します。
こんな人におススメ
・ハウスメーカー・工務店を比較検討されている方
・積水ハウス希望だが、予算的にノイエにしようと考えられている方
・「積水ハウス ノイエ」の保証内容・アフターサポートを知りたい方
・ノイエの保証内容って積水ハウスより期間が短いけどどうなの?と思っている方
そんなことを思われている方に対してわかりやすく紹介していきます!
この記事で紹介していること
・積水ハウス ノイエの保証内容
・積水ハウスや同価格帯の他メーカーとの比較結果
・メーカー長期保証の必要性、資金計画について
それでは、是非最後まで御覧ください(^^)
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ハウスメーカーの保証制度の注意点・確認する点
まず、そもそも「家の保証」には2種類あることを理解しましょう。
そのうち、長期間の保証が必要になるのは「1.主要な構造部分に対する保証」のことであり、「内装・設備部分に対する保証」については箇所によって個別に保証期間が設けられています。(契約書に綴られているのでキチンと確認しましょう。)
家の保証に関する種類
- 主要な構造部分に対する保証(基礎、柱、梁、屋根等)
- 内装・設備部分に対する保証(キッチンなどの住宅設備、建具、クロスなど)
初期10年は法律に保証
この「1.主要な構造部分に対する保証」について、契約すると「住宅瑕疵担保責任保険」に加入することになるのですが、この保険の元となる「住宅瑕疵担保履行法」により、どのハウスメーカー・工務店でも最低10年間は構造躯体と防水を保証しているのです。(以下引用)
新築住宅を供給する住宅事業者は、平成12年4月に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」により、住宅の構造耐力上主要な部分や雨水の浸入を防止する部分の設計ミスや施工ミスによる欠陥(瑕疵)に関して、10年間の保証責任(瑕疵担保責任)を負っています。
出典:住宅瑕疵担保責任保険協会
けど、10年の間に業者がつぶれるとどうなるの?
それについては大丈夫!
先に言った「住宅瑕疵担保責任保険」に業者側が加入することで、万が一があっても施主側に負担はないよ!あとこの保険の加入費用とかも業者側が支払うことになってるから、施主の費用負担はないよ。
ハウスメーカーのアフターサービス・保証内容の比較基準
このように、10年間の義務付けられている保証とは別に、更なる長期間の保証をうたっているのがハウスメーカーや工務店個別の保証部分であることを理解しなければいけません。
10年あればいいんじゃない?って思ってたけど、それは最低ラインなんだね
その通り、その先の「長期保証」部分が各業者さんがあの手この手でアピールしている部分なのです。
この「長期保証」が同じ「30年」でも中身が全然違うし、比較する段階では間取りとか他の部分に意識が向いているからロクに説明されない、説明されても施主側が聞いていない、ということになるので要注意です。
じゃぁ、どういった基準で比較すればよいのか?
ハウスメーカーを比較している段階ではそんなに細かい内容を比較できないと思います。
僕も、細かく言えばアフターサービスの内容、定期メンテの回数とかまで聞いて比較していきたかったですが、子連れで何回も打ち合わせ行く中で全部聞いてられません。。。
(公表してくれたり、メールベースでクイックに聞ければいいですが、注文住宅業界は規模が多きいのでサクッとは出てこない)
なので僕が少なくとも見ていた2点を紹介します。
確認ポイント①:保証の延長期間
そのままの意味で、10年目以降、どの程度の期間まで保証を延長できるのか。
ただ、保証の年数だけで決して判断はできません。
「保証」ってなに?全部タダなの?っていうことです。世の中で「無料・タダ」っぽく見える部分には必ずと言っていいほどカラクリがあります。この点を確認するのが次のポイントです。
余談ですが、注文住宅業界の「キャンペーン」とか「値引き」はまさにソレです。建物金額の5%~10%を超える値引きは絶対どこかに紛れこませて回収していると思ってます(個人的意見ですが)
確認ポイント②:保証の延長条件
例えば「30年保証」と言っている場合、10年または20年を跨ぐタイミングで保証延長を受けるための条件が小さく書かれています。もちろん条件を満たさなければ、保証期間が延長されなかったりアフターサービスが受けられなかったりします。
保証期間の延長を受ける条件としては大抵「有償の点検または補修を受けること」ってなってます。
つまり、たとえ「60年保証」でも「10年毎の有償点検&有償補修を受けること」だったら意味はないんです。どの程度費用が掛かるかによりますが、例えば10年毎に数十万かけて保証を更新するかどうかは考え物ですよね?
なので、XX年保証の数字だけ見て判断するのではなく、少なくとも条件は確認した方がよいと思います。
積水ハウス ノイエの保証・アフターサポート内容
先に注意点を記載しておきますが、「積水ハウス ノイエ」は積水ハウスよりも価格を抑えた「セカンドブランド」なので、どうしても保証内容は積水ハウスと比べると見劣りするのが本音だと思います。なので、比較検討されるときは他の同コスト帯のメーカーと比較するのをおススメします。
では本題、「積水ハウス ノイエ」の保証内容はどうなっているのでしょうか。。
保証内容について
こちらの内容について、HPから抜粋させていただきました。
保証内容としては「10年目に無料点検」「有償で必要なメンテナンス工事を請けることで20年まで保証」となります。
なお、防蟻処理のみは5年単位で最処理が必要で、その費用は有料となります。
(これは5年か10年かの違いはあれど、他HMも有料が多いです)
積水ハウス ノイエの保証
アフターサポートについて
こちらの内容についても、HPから抜粋させていただきました。
「積水ハウス ノイエ」のアフターサポートは「積水ハウス」と同じカスタマーズセンターが担当します。
カスタマーズセンターは全国約100拠点も存在し、24時間 365 日スタッフが受付してくれる「カスタマーズセンターオーナーデスク」や、チャットボットで問い合わせができる「Netオーナーズクラブ」も開設されてます。
リアルでもネットでもサポート体制を敷いており、同価格帯のハウスメーカーと比較すると充実した内容になってます。
この辺は「積水ハウス」グループとしての強みですね。
また、補修履歴などを独自の住宅履歴情報として蓄積・更新する台帳「いえろぐ」がある点も強みと言えます。
積水ハウス ノイエのアフターサポート
積水ハウスの保証との違い
大きな違いは保証内容で、「初期30年間が無料点検・無料補修」という点と「30年目以降も有償点検・有償補修を行えば10年単位で保証を延長できる」という点です。
このように、点検も補修も無料で30年間長期保証を実現しているのは大手メーカーでも少なく、「点検は無料だが補修は有料」というメーカーーもあるので、保証内容の確認は必要です!
また、木造であるシャーウッドの防蟻処理についても、「積水ハウス ノイエ」は5年単位で再処理が必要ですが、積水ハウスの場合は10年保証だということです。
当たり前だけど、やはり積水ハウスは充実してるね
けどノイエはその充実した要素を含めながら費用を抑えているね
欲を言えばこれからもっと充実したらうれしいけど、今後に期待だね
他メーカーの保証内容との比較
では、他のメーカーと「積水ハウス ノイエ」の保証内容を比較するとどうでしょうか?
一部メーカーとの比較になりますが、ノイエの位置づけがわかるかと思います。
「積水ハウス ノイエ」の保証内容
改めてですが、「10年目に無料点検」「有償で必要なメンテナンス工事を請けることで20年まで保証」がノイエの保証内容です
※実質、無料の点検・補修は10年
※以降は有償点検・有償補修
他社の初期保証・延長保証条件
無料を黄色マーカー、有償を赤色マーカーにしてます。
※下表のメーカーはランダムにピックアップしたメーカーの情報です。この記事で伝えたいことをわかってもらうために無作為に選んだものになります。
初期保証30年のメーカー(一例)
初期保証10年のメーカー(一例)
メーカー | 保証内容 |
---|---|
三井ホーム | 初期10年間保証 10年ごとの無料点検、有償補修を行えば最長60年まで延長 ※一見、「最長60年保証」に見えますが、無料で受けられる初期保証としては10年 |
住友不動産 | 初期10年間保証 10年ごとの無料点検、有償補修を行えば最長60年まで延長 ※一見、「最長60年保証」に見えますが、無料で受けられる初期保証としては10年 |
タマホーム | 初期10年間保証 10年ごとの無料点検、有償補修を行えば最長60年まで延長 ※一見、「最長60年保証」に見えますが、無料で受けられる初期保証としては10年 |
スウェーデンハウス | 初期10年間保証 10年目の無料点検、有償補修を行えば20年に延長 50年間の無料検診システムあり |
なんか結局よくわかんないけどどうなの?
僕もそう思う!よくわからないよね。すごいざっくりいうと、
・「初期保証が10年以上」、かつ、「無料点検・無料補修」なのはごく一部
・他の多くのHMは、「法律通りの10年が初期保証」「有償の補修を行えば延長するよ」ってとこが大半で、「どこまで延長できるか」が各社で違うと思えばいいと思う!
結構重要なのに、わかりづらい表現にしないでほしい。。。
他社保証内容との比較結果
では改めて比較した結果、
じゃあ結局「積水ハウス ノイエ」の保証・サポートってどうなのか?
僕の回答としては以下です。
・積水ハウスや住友林業のように、「無料点検・無料補修」が長期間のメーカーには劣る
・他のHMのように、延長保証がどれだけ長期間でも実質10年保証のメーカーには負けてはいない
積水ハウスと同じカスタマーズサポートを受けられ点も含めると、他HMより有利
保証内容はさすがに積水ハウスと比較したら負けてるけど、サポート体制も加味すると他HMよりは全然充実していると思うよ
どうして?上の表に出てたみたいに、延長保証は「20年まで」より「60年まで」って長い方がいいんじゃないの?
そう思われる方もいると思いますが、そこがまた落とし穴なので、次で考え方を記載しますね。
30年、60年・・・の長期延長保証は必要か?
先に僕の考えを書いておくと「高額な有償補修を行ってまで延長する必要はない」です。
この結論にいたるには、「延長保証はそもそも必要か?」を考える必要があります。
既に出ているように、「延長保証」は10年目などの節目に点検を受けて、ハウスメーカーが提案する有償の補修工事を受けることが条件です。
この補修工事は、あくまで施主の判断で行うので別に受けなくてもいいんです。
しかしその場合、住宅メーカーから「工事をしないなら延長保証はなくなります」と言われます。この時の心理的に「やっぱり工事した方がいいのかな?という気持ちになってしまいますよね。
そう言われると、悪いことじゃないし、安心に関わることだから工事するかも・・・
これが施主側の心理にバイアスがかかっていて、落とし穴になってます(と思ってます)
よく考えてください。
この「ハウスメーカーが提案する工事」、他の業者に頼んだ場合より安いと思いますか?高いと思いますか?
僕が調べた限りでは、「割高になる」のが大半のようです。
しかも、基本的には定期点検からの補修提案なので、普通はあと10年持つような工事でも、「安全のために」早めに行うことを勧められるでしょう。
車検の経験があれば、それと同じ想像をしてみてはどうでしょう。「あと数千キロ走れるタイヤ交換を勧められる」「ちょっと劣化してるのでバッテリー交換を勧められる」
もちろんそれにお金を払うというのは1つの選択肢なので否定する気は全くありません!
ただ今の時代、ハウスメーカではない他業者・専門店でもメンテナンス保証はありますし、価格面でも住宅メーカーに比べるとかなりお得でしょう。むしろ年代的に問題なければDIYだってできるはずなので。
こういった理由で僕は、「高額な有償補修を行ってまで延長する必要はない」と思っているので、ノイエの保証についても
「他のHMのように、延長保証がどれだけ長期間でも実質10年保証のメーカーには負けてはいない」と考えてます。
単純に保証期間の数字だけで比較しちゃダメなんだね
まとめ
さて、今回は積水ハウス ノイエの保証内容、アフターサポートについて紹介しましたが、この記事の結論を改めてまとめます。
サマリ
・「10年目に無料点検」「有償で必要なメンテナンス工事を請けることで20年まで保証」がノイエの保証内容
・「積水ハウス」と同じカスタマーズセンターが担当で、24時間 365 日スタッフ対応と充実
・延長保証が長期間のHMと比較しても負けていない、サポート体制を加味すると優位性有り
(理由は、高額な有償補修を行ってまで長期間延長する必要はないため)
僕の考えも多く含んでますが、参考にしていただければと思います。
特にノイエは、「積水ハウス」で建てたかったけど予算的に「ノイエ」を勧められる方が多いです。
その流れで、セカンドブランドである「ノイエ」と、業界で最も高レベルの保証を提供している「積水ハウス」と比較し、数字だけみて落胆する方もいると聞いてます。
そうではなく、きちんと同価格帯のメーカーと比較して決めていただき、是非ノイエ仲間になれれば幸いです。