その床材を選ぶ上で、我が家には猫が3匹おりまして、こやつらのことも考慮しなければいけません。
それもあり今回は、
私が学んだ床材の種類を素人言葉でまとめなおし、そのうえで、猫たちとの床材をどうやって決めていくのか、判断ポイントとタイプ別のおススメを紹介しようと思います!
この記事のポイント
- 床材の種類(無垢・挽き板・突板・シート)の違いをスッキリと単純に解説
- 各床材の特徴まとめ表
- 猫と暮らすときのポイント3選
- タイプ別のおススメ床材紹介
なお僕たちが、床材について勉強しだした経緯は、ファンタジスタ藤本さんの影響です笑
いまサンプル請求しているモリアンさんも以下の記事でしりましたので、是非ご覧ください!
そのほかにも家づくりの知識が大幅にUpする記事がたくさんあります!
ファンタジスタ藤本さんのブログ
「【元住宅営業マン推奨】モリアンさんのオススメ無垢床・挽き板フローリング6選」
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床材(フローリング)の種類(無垢?挽き板?突板?シート?)のおさらい
小難しい表現ではなく、初心者が調べた情報をシンプルに嚙み砕いたまとめになるので、初見の方でもわかりやすいと思います!
「細かいことはいいや」って方は目次から「床材の種類と特徴をタブ形式で纏める」で表形式にまとめてるので飛んでください!
ではまず、
そもそもフローリングの床材の種類は大きく以下2つのカテゴリ4タイプがあります。
床材の2つのカテゴリ4タイプ
カテゴリ①:単層フローリング[/st-cmemo]
- 無垢(むく)
カテゴリ②:複層(複合)フローリング
- 挽き板(ひきいた)
- 突板(つきいた)
- シート
他のサイトでも「単層」「複層(複合)」ということばが出てきますが、
単層=無垢、複層(複合)=挽き板、突板、シート のことを指していると思えばよいです。
では、それぞれのタイプの特徴を纏めます
無垢(むく)
これは「単層」という言葉通りに 天然の一枚板をそのまま加工して床材にしているものです。
無垢材は板を張り合わせたものではなく、木そのものです。
(次に紹介する挽き板画像と比べて見てください)
木そのものだからこそ、木の「質感」や「匂い」「あたたかみ」など五感で感じられる印象が他とは全然異なります。
こればかりは展示場やサンプル請求を活用して、手にとって、足で触って感じていただきたいと思います。
Goodポイント
- なんといっても天然の1枚ものならではの「木の温かみ・ぬくもり」を感じることができる
- 節や木目、色むらなどの素材の特性が床に反映される
- さらに色合いは経年変化で表情を変えていきます
- 木は植物なので水分を発散したり吸収したりします。つまり部屋を「調節する作用」があります
- 素材にはパイン・ヒノキ・杉・クリ・タモ(アッシュ)・ナラ(オーク)・チーク・ウォルナットなど
Bad/注意ポイント
- 室温変化によって寒ければ収縮し、暖かいと膨張しますので床の反りや隙間割れが発生する可能性がある
- なので床暖房には向きません
- オイル塗りなどのメンテナンスが必要(きれいに長持ちで使いたいなら)
- 1枚の天然木なので寸法などにズレが起きやすく施工が大変
- 水に弱い
挽き板(ひきいた)
これは「複層(複合)」という言葉通りに2~4mm程度の無垢材を合板基材に貼り合わせた板です。
あとで紹介する突板よりも厚い板を張り合わせることで、無垢の良さと複合フローリングの機能性の両方をもっているハイブリッド商品です。
ちなみに公平に言い換えると、無垢よりは自然な感じが薄くなり、突板・シートよりは高い床材とも言えます。
挽き板はご覧の通り、厚めの板を貼っているので無垢のように木の質感がわかります。
ちょうど画像の床が賃貸のツルツルフローリングなので、見た目の質感の違いがわかるかと思います。
Goodポイント
- 無垢には劣るかもしれないが、「木の温かみ・ぬくもり」を感じることができる(その違いを体感できるかは別ですが)
- 無垢と同様、節や木目、色むらなどの素材の特性が床に反映される
- 無垢と同様、色合いは経年変化で表情を変えていきます
- 1枚ものではなくて板を張り合わせた商品なので「反り」や「隙間割れ」のリスクが抑えられる
- なので床暖房対応が多い
Bad/注意ポイント
- 表面が2~4mmの無垢板だが、1枚ものの無垢材よりは自然感が薄い
- 他の複合材(突板・シート)よりも高価
- 無垢同様、オイル塗りなどのメンテナンスが必要(きれいに長持ちで使いたいなら)
- 無垢同様、水に弱い
突板(つきいた)
これは「挽き板」よりも薄い、0.2~0.5mm程度のうっすーい無垢材を合板基材に貼り合わせた板です。
大量生産が可能なため価格も抑えられ、扱いが簡単なため、各ハウスメーカー・工務店の標準床材で最も多く採用されている床材ではないかということ。
また、自然感は薄く質感はチープになりやすいものの、薄いシートを張り合わせるのと一緒に特殊な緩衝材を張り合わせて防音性を高くするなど、機能的でもあります。(例えばマンションの床材とか)
断面の見た目は挽板と同じような感じですが、最上部が0.2~0.5mmの薄いシートなので目視ではわかりません。
Goodポイント
- 挽き板よりも安い
- 1枚ものではなくて板を張り合わせた商品なので「反り」や「隙間割れ」のリスクが抑えられる
- なので床暖房対応が多い
- 施工がしやすい
- 耐水性が高い
Bad/注意ポイント
- 見た目は一緒に見えるかもしれないが素材感はほぼない(よくいえば木目の個体差がなく均一化されてる)
- 薄いシートを合板に張っているので、薄い傷でも合板が見えて補修が大変になる可能性あり
それを防ぐためにめっちゃコーティングされてる(なのでツルツル) - メンテナンスフリーをうたっているところもあるみたいですが、一応メンテは必要(注意点としてこっちにのせます)
シート
これは表面が木じゃないです。
合板などに木目やタイル調のシートを印刷・接着したものです。
これも突板同様に大量生産が可能なため価格も抑えられ、扱いが簡単なため、各ハウスメーカー・工務店の標準床材で最も多く採用されている床材ではないかということ。
Goodポイント
- 値段が安い
- 印刷シートなので、カラーや模様のバリエーションが豊富
- メンテナンスフリーが多い
- 施工がしやすい
- 耐水性が高い
Bad/注意ポイント
- 木ではないので、木の質感はなし(ツルツルした質感という床材は大抵これ)
- 経年変化による変化はほぼ「劣化」
(日焼けで黄ばむ、シートがはがれる、など「味」として受け取ることができないという意味) - 薄いシートを合板に張っているので、薄い傷でも合板が見えて補修が大変になる可能性あり
それを防ぐためにめっちゃコーティングされてる(なのでツルツル)
床材の種類と特徴をタブ形式で纏める
硬さが違うということは傷のつきやすさにも影響します
比較内容 | 無垢 |
素材の特徴 | 天然の1枚もの |
木のぬくもり | がっつり感じることができる |
調節作用 | あり |
床の反りや隙間割れ | 1つの木なので可能性は比較的高い |
メンテナンス | 長持ちさせたければ定期的にオイル塗が必要 |
耐久性 | 1つの木なので高い、傷ついても味として捉えるができる |
施工のしやすさ | 比較的やりずらい |
質感 | サラサラ、樹種によって硬さも異なる |
耐水性 | 弱い |
値段 | 基本高いが、樹種によって挽き板より高価、低価が分かれる |
ハウスメーカからのおすすめ度 | 個別見積もりになるので面倒(提携業者ならまだ前向き) |
比較内容 | 挽き板 |
素材の特徴 | 合板に2~4mm程度の無垢の「板」を貼る |
木のぬくもり | 板が厚いので感じることができる |
調節作用 | 板の分ちょっとあり |
床の反りや隙間割れ | 板を貼り合わせてることで、リスク軽減 |
メンテナンス | 長持ちさせたければ定期的にオイル塗が必要 |
耐久性 | 板を貫通させる程でなければ、傷ついても味として捉えるができる |
施工のしやすさ | 突板・シートよりはやりづらい、無垢よりはやりやすい |
質感 | サラサラ、樹種によって硬さも異なる |
耐水性 | 弱い |
値段 | 基本高いが、樹種によって無垢より高価、低価が分かれる |
ハウスメーカからのおすすめ度 | 個別見積もりになるので面倒(提携業者ならまだ前向き) |
比較内容 | 突板 |
素材の特徴 | 0.2~0.5mmの薄いシート(目視判別できない) |
木のぬくもり | 見た目だけ。見た目は木ですが無垢・挽板と比較すると一目瞭然 |
調節作用 | なし |
床の反りや隙間割れ | 基本なし |
メンテナンス | 基本不要だが、一定の年数ごとにはした方がよさそう |
耐久性 | コーティングカチカチなので高いが、傷がつくと合板に達するので補修が大変 |
施工のしやすさ | 簡単 |
質感 | ツルツル |
耐水性 | 安い |
ハウスメーカからのおすすめ度 | 標準仕様であることが多いので超前向き |
比較内容 | シート |
素材の特徴 | シートなので木ではない |
木のぬくもり | なし |
調節作用 | なし |
床の反りや隙間割れ | 基本なし |
メンテナンス | 基本不要だが、一定の年数ごとにはした方がよさそう |
耐久性 | コーティングカチカチなので高いが、傷がつくと合板に達するので補修が大変 |
施工のしやすさ | 簡単 |
質感 | ツルツル |
耐水性 | 安い |
ハウスメーカからのおすすめ度 | 標準仕様であることが多いので超前向き |
猫(ペット)がいる家庭のおススメ床材は?
さて改めてですが、我が家は猫を3匹飼ってます。床材を決めるにあたってはお猫様のことも考えてあげなければいけないです。
ではおススメ床材は何か?
これは色々調べましたが正直正解はないと思います。何を優先するかで変わってきます。
なので僕が思いつく「~~~な場合」別におススメを紹介したいと思います!
まずは判断基準となるポイント3つです。
猫(ペット)と暮らす上での、床材のチェックポイント3つは?
①:キズのつきやすさ
猫も犬も肉球と爪がありますが、そのグリップで進みます。人間もそうですよね。
なのでどうしても爪が床と触れますので、細かな傷がつくことになります。
それを「仕方がない、これも思い出だ」ととるか、「傷はつけたくない」と思うかどうかです。
②:滑りやすさ
よく動画とかで、犬や猫が走り出すときにその場でシャカシャカ足を回転させたり、ジャンプしたときに足を滑らせるのを見たことないですか?
笑える動画でもありますが、普通にペット目線で言えば危険です。
人間がスケートリンクで思いっきりジャンプしたり走ったりしてるわけです。
こういった滑る床はペットの足腰に悪いと言われています。
特に犬に悪いようで、猫はそこまで悪くないとも聞きますが、心配事項をぬぐうほどの根拠は見つけられませんでした。
こちらについても、判断基準の1つになります。
③:掃除、お手入れのしやすさ
「食べかす」や「水滴」、「抜け毛」、「毛玉などの吐しゃ物」「粗相したおしっこ」などなど、
ペットがいると掃除やお手入れは欠かせないことだと思います。
特に掃除機等で吸い込むだけでは終わらない吐しゃ物や、おしっこをする可能性が高いペットがいる場合は、床材によってはシミになるので注意が必要です。
チェックポイント3つを踏まえたタイプ別のおススメ床材は?
では、3つの基準を踏まえて大きなタイプ別分類でおススメの床材を紹介します
タイプA:いやだ!せっかくの床にキズは絶対いや!!!!
はい、この人は「突板」か「シート」にしましょう。
と思う方もいるかもしれませんが、とはいえ木なのでペンでガリっとすれば比較的簡単に跡がつきます。
犬猫がいるうえでの傷をどうしても避けたい場合は、コーティングがしっかりした床材がおススメだと思います。
ただ1つ懸念点がでます。
それは「滑りやすい」ことです。
こればかりはコーティング素材だと避けられないと思うので対策はしていただきたいところ。
これは、ペットのことを考えてあげるのであれば、以下の「優床(ようとこ)」を検討してみてください。
これはペット専用(犬猫向け)フロアコーティングで、人間にもペットにも適度なグリップ性をもった塗装をすることで、犬猫が滑りにくくなります。
ついでに、撥水性や耐傷性、抗菌性もアップします。
グリップコートだけでも10年保証、さらに上のグレードだと20年保証なので、毎年メンテとかいうわけでもないみたいです。
詳細は無料で確認できるので、検討してあげてみてください。
▽ペットのためのフロアコーティング【優床】
タイプB:滑るは怪我しそうだから避けたいなー
この場合は更に2つに分かれます。
>タイプB-①「滑るのやだ、しかも傷も汚れもできれば避けたい!」
タイプAと一緒なので上の記述を見て下さい。
ただ、タイプAよりも以下コーティングを強めにおススメしておきます。
なぜかというと、「現時点で滑るのは避けたい」と一番に考えてるのに滑る床にすると、後々ペットとの生活に心配・ストレスが高確率でやってくると思うためです。
一度確認し、採用する・しないを決定した方が安心感と納得感に繋がるかと思います。
>タイプB-②「滑るのやだ、けど傷や汚れはまぁ別に仕方ないっしょ?許容できるぜ」
今は賃貸なので、よく猫たち3人で運動会が始まった時は、いたるところで「シャカシャカ」聞こえます。
ちゃちゃまるは高齢といえる年齢に近づいてきているので、滑る床は避けてあげたいと考えてます。
そんなタイプは無垢や挽き板が選択肢になります。
注意としては、キズや汚れが本当に「味」として許容できるか、は納得してから決めていただければと思います。
特に柔らかい樹種(ヒノキやスギ)は特に傷つきやすいと思うので、しっかり確認して決めましょう!
ちなみにウチのちゃちゃまる君も「木の感じ」が好きなのか、
挽き板のサンプルを床に置いておいたら、その上(これはチークかな)に寝転んでましたw
タイプC:「うちの子よく粗相でおしっこするの・・・」掃除簡単・シミはヤダ
これは基本的には、コーティングしている突板やシートが選択肢になると思いますが、飼い主側の努力で選択肢はかわると思ってます。
例えば、外出するときは自由行動ではなくケージに入れておくとか。
実はこれまでしっかりしていなかった「しつけ」をしっかりするとか。
そのうえで無垢や挽き板を選択肢にするのもありかなと。
コーティングして防汚処理をするのは木のぬくもりを損なう可能性があるものの、一部分だけコーティングするとかの折衷案も考えることができます。
まとめ:猫と暮らす床材は結局なにがいいの?
ここまで個人的な意見も含めておススメを書きましたが、
何を優先するか、どのバランスをとるかで変わってくるのが正直なところです。
ウチは「無垢」か「挽き板」にしようと考えてますが、大事なのは、
「施主側がキチンと情報を知ったうえで、選択すること」
だと思ってます。
猫と暮らす上で何がいいの?デメリットはなんなの?とか、
これから自分が気を付けること、許容しなければいけないことってなんなの?
ってことを理解した上で選ぶと、今後なにかあっても「後悔」ではなくて、
「じゃぁどうしようかな?」と前向きに考えられるんじゃないかと思ってます!
この記事が何かしらご判断の参考になればうれしいです!