猫を飼っていると、キッチンカウンター・腰壁の部分が猫のさんぽみちになってしまいますよね?
それもかわいいものの、縦横無尽に歩き回られるのは抵抗がでてきます。
我が家では、独身時代は何も思わなかったものの、妻が妊娠したタイミングからすごく気になるとのことで、侵入防止柵を付けるようになりました。
本能なのか、赤ちゃんの哺乳瓶などを置く可能性があるキッチン回りを歩かれるのは避けたいと思うようになったのです。
リッチなシステムキッチンだと収納力が豊富なのでしょうが、賃貸だと収納力が非常に乏しいため、シンク横に食器を置く家庭も多いと思います。
そこで今回、私が作ったキッチンゲート的な簡易侵入防止柵の作り方を紹介します。
もし、侵入防止柵を検討している方がいれば参考にしてください(^^)
他にも猫関連の記事があるので、是非ご覧ください。
他の猫記事はこちら
\DIYの必須便利ツール!/
オープン型キッチンカウンターのスライド式 侵入防止柵の紹介
作成した侵入防止柵です。
2×4木材・1×4木材・約1cm×3cmの木材・アルミレール・ラブリコ・固定用金具のみで作った簡単DIYです。
いかがでしょう?簡易的といってもそれっぽくないでしょうか?
ちなみに、元々別のフェンスで使っていた木材の余りを再利用して作っているので色が若干異なります笑
侵入防止柵を作る上でのポイント
この侵入防止柵を作る上でのポイントは以下4つです。
柵を作る上でのポイント
・ウチの猫はカーテンでは通用しないので、物理的に上がらせない対策
・圧迫感を避けるために、柵は天井高まで上げない
・同じく圧迫感を避けるため、格子状にして目線が通るようにする
・スライド式で開けられるようにする
侵入防止柵を作る上で一番簡単なのは、カウンターの上に板をそのまま貼ることです。しかしそうすると、顔が見えなくなるため対面式キッチンの良いところがなくなりますし、部屋全体に圧迫感が出るため個人的にはおススメしません。
その他の侵入防止対策と失敗例
こういった侵入防止対策は、簡易的には突っ張り棒などでも作成できます。
我が家もDIYする前はいくつか安くて簡単な対策を行いましたが、ことごとく失敗だったのでご紹介します。
ガムテープでベタベタさせて嫌がらせる
よくある対策ですが、
ほんの少しの期間だけ、嫌がってカウンターに上らないようになりましたが、慣れると上手に避けるようになります笑
そして、避けてもガムテープが付く時があるので、剥がしたくて暴れまわります。
つまり、猫に引っ付いたガムテをはがしたり、はがすために暴れ狂う猫を制止する方が大変なのでおススメしないです。笑
突っ張り棒でカーテン
こちらはカウンター部分にH型に突っ張り棒を組み合わせてカーテンを付ける対策です。
ウチの猫たちは、カーテンも最初は警戒していたものの、数日で慣れて隙間から入るようになりました。。。
とはいえ、カーテンが有効な猫ちゃん、かつ突っ張り棒の見た目が気にならなければ、この方法は100均で材料もそろうのでコスパ的にはおススメです。
キッチンカウンターのスライド式 侵入防止柵の作り方
それでは本題の簡易柵の作り方を紹介します。
準備する物
まずは準備する物を紹介します。
リンクも付けておくので、是非参照してください。
必要な準備物
※サイズはキッチンサイズに合わせて適宜調整が必要です
▽工具
準備物 | 種類・サイズ・数など | 用途 |
---|---|---|
ノコギリ | 何でも可。電動工具を推奨 | 木材のカット用 |
電動ドライバー | 何でも可。電動工具を推奨 | ビス・ネジ締めに必要 |
下穴用のドリルビット | 2mm十分 | 木枠の木材固定用 |
ラブリコ | 1セット | 2×4の固定 |
マグネットトレイ(あると便利) | 何でも可 | ネジ類の置き場 |
▽木材
準備物 | 種類・サイズ・数など | 用途 |
---|---|---|
2×4(ツーバイフォー) | 2本 長さ:カウンターから天井まで | カウンター両端の柱 ※ラブリコを付ける場合はマイナス90mm~95mmなので注意 |
1×4(ワンバイフォー) | 2本 長さ:カウンターの端に建てる2×4の間分 | 格子を付ける梁の役割 ※ウチのは長さ1600 |
角材 | 厚さ 9mm × 幅 30 mm | 柵となる格子用 ※レール幅に合わせられるのであれば他の木材でも可能 |
▽金物・ネジ類
準備物 | 種類・サイズ・数など | 用途 |
---|---|---|
L字アングルブラケット20mm | 20×20×16mm | 木枠の固定 20mmか40mm ※20mmで十分かと |
コーススレッド(半ネジ) | 90mm 必要本数 | 2×4と1×4の固定 |
スリムネジ | 40mm 必要本数 | 木枠の格子部分の連結 |
アルミレール | 2本 内寸16mm程度 長さは1×4(ワンバイフォー)と同じ | スライド用のレール枠 ※ウチのは長さ1600 |
木材はホームセンターで購入するのであれば1カット数十円でカットしてくれますので利用しましょう。
ネットでも簡単に購入できるので問題ありません
それでは作り方です。
STEP①:カウンター上の枠づくり
まずは1×4(ワンバイフォー)にアルミレールを取り付けます。
今回の柵は、木枠3つの内1つは骨組みである2×4(ツーバイフォー)と1×4(ワンバイフォー)に固定し、残り2つの木枠をスライドさせるので、下図のようにスライドさせるためアルミレールを2つ取り付けておきます。
続いて、2×4(ツーバイフォー)、1×4(ワンバイフォー)をコーススレッド(半ネジ)で連結して枠を作ります。
1×4(ワンバイフォー)を取り付ける高さについては、下はラブリコのちょうど上、上は木枠の高さを計算して取り付けましょう。
※下は猫がすり抜けできなければOKです。スキマを開けすぎると猫が通れるようになるので注意してください。
なお、ビスなどを打ち込むときは、真っ直ぐと打ち込むため+木割れ(木が割れること)を防ぐために下穴はあけた方が無難です。
できる木枠はこんな感じ。
STEP②:スライドさせる木枠づくり
続いて、アルミレールに沿ってスライドさせる木枠を角材を組み合わせて3つ作ります。
上段の2つは同じサイズ、下の木枠は骨組みである2×4に固定するため、3cmほど大きめです。
・材料となる角材はノコギリでカットしてサイズごとに準備します。
これだけの量をカットするのも結構な労力ですし、下穴をあけるには「キリで手作業」は困難なので、電動ノコかドライバーはあったら楽です。
過去に別の柵に使っていた木材を再利用しているので、変にネジ穴が開いてます。。。。
またこちらにはニスを塗っているので、通常よりも色味が出ています。
(これも経年劣化で色合いが様々に変わってます)
・これらをスリムネジで繋げていきます。
この木材は厚みが1cmほどなので、下穴必須です。開けなければほぼ100%で木割れします笑
今回の脱走防止柵を作る上で一番注意した部分です。(いくつか木割れさせてしまいましたが。)
子猫が通れないスキマは2.5cm程度と言われているので、木枠のスキマはその長さを目安にご自宅の猫ちゃんのサイズに合わせてください。
こうしてできるのが3つの枠で、改めて骨組みと合わせるとこんな感じになります。
STEP③:木枠の取り付け
※いい写真がなくてすいません。
まず、木枠3つの中で、1つサイズ大きく作ったものを左右どちらかの骨組みに固定します。
わかりづらいかもしれませんが、一番奥の木枠を以下の3つで固定しております。
・奥は2×4(ツーバイフォー)にスリムネジで固定
・下はL字アングルブラケット20mm(格子の裏側で固定)
・上はL字金具で固定(家に余っていたのを使ったので不格好です)
あとは残りの2つの木枠をアルミレールに入れてはめ込みます。
※ふすまをはめ込むイメージです。
STEP④:完成
これで、簡易的な猫の侵入防止柵(スライド式)の出来上がりです。
なお、レールの滑りを気にする方は、キャスターを付けるか、V字レールなどを付ける方法もあります。
今回は後々解体予定ですので、省力化して木枠の裏にマスキングテープを貼ることで滑りをよくしてます。
まとめ
さて、以上のようにオープン型キッチンカウンターのスライド式 猫侵入防止柵の作り方について紹介いたしました。
ウチのように「猫がカウンターに乗るのはちょっと・・・」と思われている方がいらっしゃれば是非参考にしてみてください。
今回の木枠は厚み9mmの角材を使ってますが、円形の木材を使うことでもっとスタイリッシュにもなりますし、ニスなどの塗料を塗ることでもっと色をキレイにしてインテリアとして仕上げることも可能です。
そのへんはご予算と相談してこだわってみて下さい(^^)
ここで改めて、使うものを紹介しておきますので、材料集めの参考にしてみてください。
猫侵入防止柵に必要なアイテム
▽工具
準備物 | 種類・サイズ・数など | 用途 |
---|---|---|
ノコギリ | 何でも可。電動工具を推奨 | 木材のカット用 |
電動ドライバー | 何でも可。電動工具を推奨 | ビス・ネジ締めに必要 |
下穴用のドリルビット | 2mm十分 | 木枠の木材固定用 |
ラブリコ | 1セット | 2×4の固定 |
マグネットトレイ(あると便利) | 何でも可 | ネジ類の置き場 |
ノコギリ、ドライバーは個別に揃えてもよいですが、今後のことも考えるとブラックアンドデッカーのマルチルーツがオススメです。ヘッド交換式なので収納力もGood。以下セットであればノコギリとドライバーセットなのでお得です。
▽木材
準備物 | 種類・サイズ・数など | 用途 |
---|---|---|
2×4(ツーバイフォー) | 2本 長さ:カウンターから天井まで | カウンター両端の柱 ※ラブリコを付ける場合はマイナス90mm~95mmなので注意 |
1×4(ワンバイフォー) | 2本 長さ:カウンターの端に建てる2×4の間分 | 格子を付ける梁の役割 ※ウチのは長さ1600 |
角材 | 厚さ 9mm × 幅 30 mm | 柵となる格子用 ※レール幅に合わせられるのであれば他の木材でも可能 |
▽金物・ネジ類
準備物 | 種類・サイズ・数など | 用途 |
---|---|---|
L字アングルブラケット20mm | 20×20×16mm | 木枠の固定 20mmか40mm ※20mmで十分かと |
コーススレッド(半ネジ) | 90mm 必要本数 | 2×4と1×4の固定 |
スリムネジ | 40mm 必要本数 | 木枠の格子部分の連結 |
アルミレール | 2本 内寸16mm程度 長さは1×4(ワンバイフォー)と同じ | スライド用のレール枠 ※ウチのは長さ1600 |
ホームセンターでも揃います